妄想 ある日の出来事シリーズ

総理執務室

総理「♪いつか決まるぜ　オーバーシュート　そんとき　僕は　シェルター駆け込むさ　ダッシュ　ダッシュ　ダッシュ　逃げ足ダッシュ　権力炸裂　保身が一番だ♪」

補佐官「感染爆発が発生した際の　自分だけ逃げる算段は整っているようですね」

総理「自分だけじゃないよ　昭恵タンも一緒だよ　ずっと一緒にいようねって約束したし」

補佐官「逃げ足だけは速い似たものノータリン夫婦ですね　史上初のオリンピック延期が決まり　新型コロナ旋風が世界中を駆け巡っていますけど　日本だけが後れを取っています　なんですかあれ　海産物の商品券とか　言い出したバカ議員がいるらしいですけど」

総理「いい意味でのノータリンね　結局、現金給付をしても　貯蓄に回るから　各種商品券ってアイデアをバカ面下げて出してきたんだよ　頑張りだけは認めてあげようよ　バカなりに頑張ったんだよ」

補佐官「例えばですよ　大きな災害が発生し　被災者に義援金じゃなく　品物限定の商品券あげて　喜ばれますか？　来月から歳費の代わりに　品物あげたら生きていけますか？」

総理「被災者も議員も　誰一人喜ばないだろうね　必要なのは現金　使う使わないにかかわらず　あるだけでも安心できるものだから　僕なんて　隠し財産　４兆円超えてるけど　それでも不安は尽きない」

補佐官「物には限りがあります　マスクにしたって　トイレットペーパーや食料品にしたって　在庫はあるとは言いますけど　実際、店頭からは無くなり　買えない状況が続いています　閣僚の答弁を聞いていると　民主党時代の埋蔵金を思い出してしまいます　ある　あると言いながら　実際は無かったみたいな　無いから店頭から消えていると言う現実を直視できない人間に　国民生活が見渡せますか？物が無くなった時でも　現金さえ持っていれば　心に少しだけ余裕が生まれるんだと思います　商品券じゃ　余裕は生まれないし　ましてや品物限定の商品券じゃ　必要なものを手に入れられないですよね」

総理「人それぞれ　必要なものは違うからね　なんにでも交換できる日本銀行券が一番喜ばれるのは守銭奴じゃなくても分かるけど　国会議員には分からないんだよ」

補佐官「商品券とかほざいている議員は実名公表し　その意図を明確にして　国民の理解が得られるかやってみたらいいんですよ　理解を得られなかったのなら　議員を辞めてもらって　国民のための政治ができる人を任期に捉われず　再選出できるシステムに変えていけばいいのに」

総理「国会議員の任期は　国民が決めるってこと？　それはダメだよ　国民より身分が下になっちゃうじゃない　ただ威張りたい人のみの世界なんだから」

補佐官「もらってうれしいのは現金　困っているときに一番役に立つのも現金です　そこを理解してもらいたいですね　それとですよ　政府の対応を見ていると　どうもこのウイルスに対する方策が全く見えていないように写ります　どうやったら感染を減少させられるか　ではなく　感染を怖がらずに生活ができるかを目指すべきだと思いますけど」

総理「だって未知なんだよ　未知ってことは　策も未知半ばってことにならない？」

補佐官「道半ば好きですよね　アベノミクスは道半ばと言っていましたけど　どうやら完全に道は閉ざされたようですけど　アベノミクスなんてどうでもいいですけど　自称夢想家　福島県いわき市在住です　現在、福島県内には2名の感染者がいます　一人はダイアモンドプリンセス号の乗客　もう一人は　ナイル川クルーズ参加者です　そこからの感染拡大は今のところありません　そして東北全体を見ても　岩手、山形では感染者０　その他の県でも　少ない感染者で抑え込まれています　根拠のない勝手な妄想ですが　東北には　感染を広がらせない何かがあるのかも？！って思ったようです」

総理「どうせ　自称夢想家の勝手な妄想でしょ　あてにならないけど　聞くだけ言聞いてあげる　自称夢想家のブログだし　で、感染を抑え込む何かって何よ？」

補佐官「東北って　納豆の消費量が比較的多いんですよ」

総理「分かった！納豆に秘密があるんじゃないかって言いたいんだ？単純」

補佐官「納豆って　発酵させていますよね　ネバネバで臭いのに　なぜ発酵させた大豆が長きにわたって　食されてきたのでしょう？　そこには人間にも気づかない　体が求める何かが含まれているからではないのかと思います」

総理「分析ではわからない　体が求める物質が含まれているってことを言いたいのね」

補佐官「納豆を食し　何かを補給し続けることを体が求めている　それによって体の免疫機能が向上し　好まれるようになった　理屈じゃなく本能の防御反応に近いものなのかもしれません」

総理「もし納豆に含まれる物質が新型コロナウイルスに効果があるとしたなら　世界的な大発見だよね」

補佐官「納豆単一ではウイルスの撃退はできないでしょうけど　既存の薬に混ぜることで　一定の効果が出たら　これは日本の大手柄ってことになります」

総理「スーパーの店頭から納豆が消えるだろうね　納豆製造メーカーの株価も上がり　輸出も増える　コロナっショックを吹き飛ばす　納豆ネバネバ旋風が来るかな？」

補佐官「来ないでしょうけど」

総理「熱く納豆を語っていた割に　退くの早くない？」

補佐官「あくまで　自称夢想家の妄想ですから　本気にしないでください」

総理「本気にしない代わりに　切り捨ててもいけない　どんなものに効果があるか分からないから未知と言われる　どんなものにも可能性があるのも事実なんだよね　感染者が少ないのには　理由があって　その理由が明確ならいいけど　明確じゃないなら　調べる価値があるのかも」

補佐官「一日でも早く　ウイルスの脅威から解放され　人々が日常を取り戻すことを願ってやみません」

おしまい